2010 欧州遠征記 (大石道場職員 橘 直人)
☆7月6日
オランダと言えば、風車?ハイネケン?ミッシェル=ウェーデル?
1340発のオランダ航空で、一路、アムステルダム・スキポール空港へ。モスクワ行きを凌駕する、11時間のフライト。最高師範、事務局長、柴田師範と共にいざ行かん。濃い青を基調色にしたKLM・オランダ航空は、安心感を与えてくれる。機内食も口に合うし、機内ビデオも屈指の良さ。さして問題無く、スキポールへ。
荷物がやたらと出てこないバゲッジカートに暫し待たされた後は、ルオール師範と再開。スタイリッシュなスキポール空港(世界最大級の広さらしい)から、ルオール師範の道場のあるスポーツジム(総合施設)へ。地平線がどこまでも続く道を、ロッテルダムへ。
食堂(スポーツバーの様なの)・スポーツ施設・トレーニングジムと、あらゆる物を併設した複合総合運動施設(ビル)の中に、ルオール師範の道場はある。建物の正面には、ルオール師範の道場HPのトップにもある、最高師範とルオール師範が描かれた図が、物凄い大きさのタペストリーとなって飾られている。最高師範の前に正座するルオール師範の図を見て、最高師範は「これは本当に、責任重大だ」と、話されていた。
施設も凄いが、もちろん稽古は熱い。我々が到着した時にはちょうど、道場では一般部の指導が行われていた(後で知ったのだが、指導していたのは内弟子の青年。青年、という表現がピッタリの爽やかな若者)。その場ですぐに、稽古に参加したい気持ちに駆られる。道場内の事務所には、ルオール師範の貴重なコレクションが多数!!最高師範との写真や日本のグッズはもちろんの事、半世紀近く前の、極真空手創世記の写真も飾られていた。
晩御飯。道場に併設された食堂で食べたのだが、これがまた凄まじく美味い。海外に出て現地で食べた料理で、これほど口に合ったのは初めてかとも思う。ちなみにこの日は、軽く揚げたパイ生地の中に、オイスターソースで味付けされたチキンとご飯がギッシリの、欧風チキンライスとでも言うべきもの。あまりのボリュームに残してしまう方々もあったが、自分が頂いてしまった。ハイネケンと共に。
その日は、W杯準決勝戦の日。快進撃を続けるオランダ戦を、ブブゼラの音が鳴り響く中、観戦。初日は、疲れと眠気でダウン(そうは言っても、オランダが勝利した為街中では、夜中までブブゼラの音が響いていた)。
<続きはこちら>
|