渡邉 宣子 初段(御殿場道場)
〜2014年05月25日取得〜
昨年のお正月、御殿場・裾野・湯河原道場合同新春稽古が行われました。稽古が終わってから、田原師範より黒帯挑戦のお話しをいただきました。突然のお話しでしたので、すぐ返答する事が出来ませんでした。自分に出来るだろうかと、自問自答する日が続きましたが、考えた末、やってみようと受ける決心をしました。それからは、体力作りと練習に励みました。仕事や家事の空いている時間を見付けては、自宅や体育館で基本・型・移動稽古をやりました。審査前には、何度も田原師範に稽古をつけていただきました。ありがとうございました。 型審査は落ち着いて臨む事ができ、無事昇級する事が出来ました。型審査に通ったのは嬉しかったのですが、正直な所、嬉しさより10人組手の対する不安の方が大きかったです。 それからは、走り込みに加え、スパーリングやミットを中心に練習しました。平日仕事が終わってから、自宅周辺を3〜4km、週末には田原師範から貸して頂いたウェイトベストを付けて走りました。坂道ダッシュも加えました。スパーリングやミットは、田原師範や先輩方がいつも快く相手をして下さいました。ありがとうございました。 出来る限りやってきたつもりでしたが、審査が近づくにつれ、不安で仕方ありませんでした。そんな時、田原師範より「不安で当たり前です。不安と共に過ごすのが黒帯への道です。大丈夫ですよ」と言っていただき、救われた様な気持ちになりました。 そして、10人組手当日を迎えました。朝早くから、御殿場道場の先輩方が応援に来て下さり、とても心強く感じました。10人組手は、緊張から身体が全く動きませんでした。満足出来る組手ではありませんでしたが、完遂することが出来ました。田原師範を始め、先輩方・道場生・ご父兄の皆様の応援があったからこそ、完遂することが出来たのだと思います。本当にありがとうございました。 この経験を活かし、後輩達に伝えていくと共に、真の黒帯を目指して更に精進して行きたいと思います。この機会を与えていただいた大石最高師範と田原師範に、感謝と御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。 押忍 |